『YAMAを綴る』

休日は気ままに、各地の山へ行く会社員。

雪山用の登山靴が欲しい件

最近、ずっと雪山用の登山靴を買いたいと思っている。性格上、買いたいと思った時点で買うことはもう決まっているし、どうせ近いうちにその日が訪れるのだけど、何故かウジウジしている。なので、今日はそんな自分への戒めも込めてブログを書いてみようと思う。

 

わたしは、毎年雪山登山をしている。けれど、雪山用の靴を持っていない。オールシーズンmont-bellで買った(母にプレゼントしてもらった)靴を履いている。雪山シーズンは靴底にホッカイロを入れたりしてなんとか凌いできた。しかし、その愛用mont-bellが少しくたびれてきてしまった。

気が付けば丸2年、その靴だけを頼りにオールシーズン、様々な山に登ってきた。しかし、遂にこの間、丹沢のバカ尾根によって少しだけソールが剥がれしまったのだ。(バカ尾根のバカッッ)その靴の存在に安心しきっていただけに、少し動揺した。でも、こうなってしまった以上は、次を探さねばならない。ということで、まずは雪山に向けた靴を探し始めたというわけである。

いざ、検討段階に入ってまず調べたメーカーはやはりmont-bell。調べ始める前からなんとなく…いや、わかりきっていたのだが、やはり高い。あと、デザインが今履いている靴とあまり変わらない。どうせ買うなら少しイメチェンしたい。ということで、mont-bell以外も調べてみた。

わりといろんなブランドがあることに気が付いた。でも、やはり高い。冬用の登山靴は保温性があったりアイゼンの装着を考えて設計されているし、生産数が多いわけではないので恐らく高い。しかし、妥当な金額なのだろう。むしろ、雪山という命懸け登山をするのであれば安いくらいだ。とは言っても、しっかりした買い物なので、まずは一旦お店に行ってみることにした。

さて、ということで早速やってきました。みんな大好き『好日山荘in池袋店』です。✌︎('ω')✌︎

※登山用品店っていつ来てもテンションが上がる。

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早速、登山靴コーナーへ。

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さすが、大型店舗なだけあって靴のバリエーションが豊富。男性エリアと女性エリアに分かれていて、メーカーごとに並んでいた。

一番端っこに、本日のお目当ての雪山用の登山靴を発見。金額は…最低でも5万円代。…くうぅ。いくつか種類はあったが、価格帯とデザインが気に入ったSCARPA(スカルパ)マンタテックGTX WMNを手に取る。

ラチェット&クランクのハイパーブーツみたいでかっこいい。←伝わるだろうか。

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店員さんに八ヶ岳や上州武尊、谷川岳あたりを登るにあたって、この靴はどうか聞いてみた。天候や赤岳の場合は、少し心細いこともあるが基本的には問題ないとのこと。「今後、もっと難易度の高い山に登る等、買い替えることも検討しているのであれば、初めからもう少しグレードを上げておくのもまた、一つの手だよ。」と教えてもらった。

わたしは、ソロアタックが基本なので安全を考えて、いま登っている山よりも雪山の難易度を上げる予定はない。となれば、この靴はレベル的にも値段的に良いということ。あとは、履き心地。サイズをお伝えし、試し履きをする。

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普段履いているmont-bellよりもハイカットが高めだからなのか足首の安定感がすごい。わたしはよく、足首を捻ってしまう癖があるのでこれは有り難い。登山用品店にあるお馴染みの模擬登山道(?)で歩き心地を確認。うん、悪くない。…欲しい。

さて、ここまできている。ここまできているのに、まだ決めかねている。それは何故だろうか。5万円という安くはないけど決して手が届かないわけではない価格。それに今後、絶対に使うし。でも、決断できずにいる。ルームメイトにも「絶対使うんだし、買いなよ!」と言われている。もうここまできたら決断しなければ。ここで一歩踏み出せなければ、、、わたしはいつまでたってもウジウジ君のままだ。それに買わない明確な理由がないではないか。買ったとして、後悔することはあるのか?後悔があったとしてそれは取り戻せないくらいのことなのか?そこまで考えてみたらなんだか答えが見えてきた気がした。

よし。わたしは買うぞっ!わたしはこの冬、雪山用の登山靴を買う!わたしはスカルパを手に入れて今年の雪山に挑むぞっ!雪山も登山靴購入も、全て経験だ。わたしの人生においてこれは絶対に必要な経験に違いない。となれば、ボーナスが入ったらもう一度、好日山荘に行こう。そこであのスカルパを手に取ろう。そしてお家に連れて帰ろう。

あっ…。買うと決断したらいまカードを切る姿が見えた気がした。ということで、買ったら報告します。

それでは、また。

 

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