『YAMAを綴る』

休日は気ままに、各地の山へ行く会社員。

わたしの読書スタイルについて

 

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わたしにとって登山は、内側に眠っている感情を呼び覚ましたり、新たな感情を生み出してくれたりする。そしてなにより、山登りを通して自分と向き合うことができる。そういった手段の一つだ。ほかにもそういった手段として"読者"がある。ということで、今日は山のはなしではなく"読者について"綴ってみようと思う。

振り返れば、小学生の頃からなんとなくいつも身近に本があった気がする。あのときは何故、本を手に取っていたのか、そのきっかけはあんまり記憶にないのだが、おばあちゃんの家に遊びに行ったとき、よく本を買ってもらってた気がする。買ってもらった記憶がある本の中で覚えているのは『窓際のトットちゃん』や『五体不満足』『ぼくは王様』あたりだ。と、まぁそんなぼんやりした思い出だが、きっと読書を通してあの頃のわたしはわたしなりに何かを感じ、そして得ていたのだと思う。

では、いまのわたしはいったい何を感じ、そして得ているのか。そのことについては以下で書いていこうと思う。ここ最近、読書する際に必ず2周続けて読むようにしている。何故、同じ物語を2度読むのかというと、視点を変えて読んでみるためだ。

1周目ではおもに、わたしは何を感じたのかといった主観的な視点で読んでみる。これは過去からいまにかけてのわたしを知ることができる手段だと思っている。「こういうことを思った」または「感じた」という感想はいわゆる価値観だ。そういった価値観というのは過去の出来事から生まれ、そして今につながっている。様々な物語を通して、いまのわたしの正直な気持ちに出会うことができる。

続いて2周目では、作者が何を記そうとしていたのか、いまの世の中ではどういうふうに受け取られるのだろうかといった、客観的な視点で読んでみる。例えば、日々変わりゆく常識を当てはめたときにどういう反応が考えられるのかといったところだ。ちなみに2周目のような視点で読むようになったのはこの一年くらいだ。仕事をするうえで、主観ではなく客観的に考えねばならないことが多々あり、自然とそういう読み方をしてみるようになったのだと思う。

人によって読者スタイルや読者という行為に対しての考え方はそれぞれだと思う。しかし、わたしはこういう視点で"本を読む"ということを通じてこれからも教養を深めていけたらと思っている。

と、まぁこんな感じでとくに深い話でもないのだけれどわたしの読み方について表現してみたくて書いた次第だ。このブログを読んでくれている人の読み方はいったい、どういうものなんだろうか。

それでは、また。

『山に関連するお話を綴る』