『日常を綴る』

わたしの日常へようこそ!笑

巡礼17日目 【Mansilla de las mulas -Leon】

それでは巡礼17日目について綴ります。

昨夜は他の人の声が少しうるさかったものの案外スッと寝ることができた。(基本どんなところでも寝られるタイプなので)そして、夜中に一度暑くて、目が覚めたもののその後はまたグッスリと寝られた。

そして、朝起きてみると、体調はとくに問題なさそう。(よかった)そして目覚ましよりも少し早い時間に自然と目が覚めた。

荷物を入口付近に移動させ準備を始める。しかし、今日は滞在予定の街までそこまで距離もないので、6時頃に出発する予定なので余裕がある。なので、洗顔をしたり、日焼け止めを塗ったりパッキングをしたりと、いつもの工程をゆっくりこなしていく。

そして昨日買っておいたヨーグルトとミックスジュースを飲んだ。おそらく体調はほぼほぼ回復しているのだろうけれど、ぶり返してしまっても困るのでこまめに栄養を摂ろうと思う。

と、まぁそんな感じでゆっくりと朝食を摂っていると、巡礼者が続々と起きてきた。韓国のユンに「調子はどう?」と聞いたら「あんまりかな」と言っていた。なので「寝られなかったの?」と聞いてみると「疲れが溜まっているのと、暑くて寝られなかった」と。たしかに、疲れ過ぎていると寝られなかったりもするし、何より彼は足を負傷しているからより心身が疲れやすいのだろう。

と、まぁそんな感じで少し雑談をしながら朝食を摂り、6時頃になったので宿を出発することにした。

昨日お世話になった車道沿いの洗濯干し場に別れを告げ、巡礼路に向かって歩きだす。

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そしてあっという間に町の端にある橋まできた。

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にしても大都市が近いからだろうか、なんだか車道がわりと舗装されている感じがする。そして少しだけコンクリート上を歩き、そのあとは少ししてから安定の砂利道に入った。

歩き始めて40分ほどで気がつけばマジックアワーが終わりかけていた。どうやら黙々と歩いていたらしい。そして車道より低い位置を歩いているからか、車道が良い感じに地平線のようになっていて、なんだか綺麗だった。

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にしても、日に日に身体の調子が良くなってきているのか足取りが軽い気がする。(でも調子に乗るとぶり返すので気をつける)そんなことを考えながら、前方の方をみてみるとだいぶ明るくなってきていた。

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ヘッドライトを使わなくても歩けるくらいだが、わたしは色々踏み潰したくないので…もうしばらくはライトを使って歩く。笑

そして更に15分ほど歩いたところで、だいぶ明るくなった。もうヘッドライトは必要ないので、休憩時にザックに入れるまでの間は手首に巻きつけておく。

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そして歩き始めて1時間ほどで一つ目の町、Villamoros de mansilla(4.6km)に到着した。

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やはり、大都市が近いからだろうか、建物といい道路といい整備されている気がする。と、まぁそんな感じで舗装された今時の(?)巡礼路を進んでいく。

町を抜ける途中に、昨夜同じ宿だったアメリカンなおじちゃんがすごいスピードで歩いて行った。そのときに「今日は冷えるねぇ!」と言っていたのだけれど「そりゃ半袖、半パンじゃ寒いだろ…笑」と思いつつ、「たしかに少し寒いね!」と言っておいた。そして、町外れにひとつだけオープンしているカフェがあり、アメリカンなおじちゃんはそのカフェに向かって行ったが、わたしは次の町まで歩くことにした。

そこからはまた砂利道のようなところを歩いた。確かに空気は少し冷たいものの歩いていると汗をかくので、なんだかとっても気持ちのいい気候だった。(ジッとしてるとすぐに寒くなるけど)

そして15分くらい砂利道を歩いたところで、謎の休憩所というものを見つけた。

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オープンはしているものの朝早かったこともあり誰も立ち寄っている人はいなかったので、写真だけ撮ってスルーした。

そしてそこから5分ほど歩いたところで、橋を渡った。

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わりと大きめの川が流れていて、朝の木漏れ日が少しだけ反射した水面がとっても綺麗だった。

そして川を渡った先に 二つ目の町、Puente villarente(1.4km)があった。

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ここから次の町まではまた1時間近くかかるので、少し早いがここら辺で朝食を摂りたいなぁなんて思いながら歩いていた。

そんな感じで入れそうなカフェを探しながら歩いていると、徐々に都会の道路っぽくなってきた。

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なんだか、この道歩いた記憶があるな〜と思いながら進んでいく。

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そしてここら辺で地元の人が何人か入っているカフェを発見した。そこでゆっくり朝食を摂ることにした。

今日はなんだかトーストが食べたい気分だったのでトーストとカフェ・コン・レ・チェを注文。若めの女性の店員さんが一人でやっているのか、カフェオレはすぐにできたものの他の注文と重なったりでなかなかトーストが出てこなかった。まぁ、でてこないものは仕方がないので、そのままカウンターでチビチビとカフェオレを飲みながら気長に待つ。

すると昨日、同じ宿だった(多分うるさかった人?笑)のグループがやってきた。朝から元気いっぱいで「本当にエネルギーがすごいなぁ…」なんて思いながら、引き続きトーストのおあずけを食らっていた。そしてやっとトーストがでてきたので、テラス席に運んで席に着く。

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気がつけば、朝日も昇ってしまっていたけれど、今日は朝日を浴びながら食べる日ということで、早速いただく。にしても…

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トーストデカくないっ!?笑 と、まぁそんな感じで食べ応え抜群のトーストにしっかりとジャムを塗っていただく。この2週間くらいで色んなパンを食べてきたけれど、やはりトーストが馴染みがあるからか安定に美味しいなと思う。

そんなこんなで朝食を満喫し、また歩き出すことにした。ここからは少しだけまたコンクリート上の巡礼路を歩いた。

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歩いている時に、自分の影を一枚撮影したらカメラを持っている手が絶妙にマッチョマンポーズしているみたいになった。笑(気持ちはいつでもマッスル元気)

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…一旦、マッスルは忘れることとして、少ししてからは巡礼路が右脇にそれて砂利道に入った。

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今日もモホンがサンティアゴまでの道を示してくれている。(これは年季の入ったモホン)そのモホンに導かれるまま、歩いていく。先ほど同じカフェだったグループのうちの2人がわたしを追い抜いて行った。通り過ぎる時にお互い「ブエンカミーノ!」と健闘を祈り合う。

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なんだか、日常生活でも『こんな感じの合言葉でもあればいいのにな〜』なんて思いながら2人の背中を見送った。

にしても今日は昨日よりも更に体調が良いからだろうか、なんだか色んなものが視界に入ってくる気がする。次は砂利町の自分の影をパシャリ。

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『脚長いな〜(影は)』なんて思いながら撮影した写真を確認する。そして、次は陽の光が当たっていた道端の穂を撮影。

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日本でいうところの雑草のような感じなんだけども、なんだかキラキラしていて綺麗だった。

と、そんな感じでたまにシャッターを切りながら歩いていたら、 三つ目の町、Arcahueja(4.4km)に到着した。

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そして、この街では、とくに休憩などはせずにスルーした。そしてまた砂利道を歩き出す。すると…またもアメリカンなおじちゃんが。彼は通り過ぎる時に必ず話しかけてくれるのだが今回は「カミーノ二回目なんだって?」と。いったい誰から聞いたのかは謎だが「そうだよ」と答えると、なんと彼は6回目らしい。それはもう「カミーノ先生じゃん!笑」と言ったら、笑いながら「でも、今回のカミーノでもう引退さ。あとは釣りとバイク(ハーレー)を楽しむ」と言っていた。

そんな彼に「来年になったらまた、カミーノ行きたくなると思うよ〜」なんて言ったりしながらしばらく一緒に歩いた。ちなみに彼は米軍だったらしく、日本にも12年くらい?住んでいたらしい。(岩国、沖縄、横須賀)

そして道が分岐しているところで、どっちに進むか立ち止まったところ、彼が後ろを振り返って「これどっちー?」と大きな声で確認している。韓国のユンと友達の別の韓国人に聞いており、彼が「彼(韓国人)はナビゲーターなんだ」と言っていた。(確かに韓国人はめちゃくちゃこまめにアプリでルート確認をしてる)

と、まぁそんなで、ナビゲーターさんに道を教えてもらいまた歩き出す。にしてもナビゲーター(韓国の男の子)さんはおそらく身長が190cmくらいあって、歩くのがめちゃくちゃ早かった。なので、アメリカンのおじちゃんに「彼の身長やばいね!」といったら「俺の3歩が彼の1歩だよ」と。わたしもすかさずに「だとしたら私は4歩だよ」と言って笑い合った。

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そしてそのあとはまた各々のペースで歩くべく「ブエンカミーノ」で健闘を祈り、ひとりで歩くことにした。

そしてまたひとりで歩いていると後ろから木製の杖のような音が聞こえてきた。なんとなく、韓国のユンな気がして振り返ると…彼だった。笑 わたしがゆっくり歩いていたからだろうか「大丈夫?」と聞かれた。「元気だよ」と伝えると「良かった!じゃ、またね」と彼が先を歩いて行った。

その後すぐに鉄筋でできた橋を渡った。 

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そして橋の中腹で足を痛そうにさすっている韓国のユンがいた。なので通り過ぎるときに、次はわたしの方から「大丈夫?」と聞き、彼が大丈夫だよと言っていたので「じゃ、またね!」と言って先を歩いた。笑

そして橋を渡ると街が見えてきた。

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やはり大きな街は迫力がある。

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下り坂を早歩きで降りていくと、あっという間に街の端っこまでやってきた。そしてここが本日滞在予定の 四つ目の街、Leon(8.1km)だ。

そして街に入ってすぐに、マックの広告が!

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久しぶりに見たマックフルーリーに思わず「マックだーーー!」と叫んだ。笑 そしてその後もバーガーキングやケンタッキーなど大手チェーン店がいくつかあり、なんだかすごくワクワクした。笑

そしてどんどん街の中心部へ向かっていく。途中にインフォメーションがあったので立ち寄ることにした。(巡礼スタンプを押してくれるので)

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そして中に入るとおじさんがいたので、巡礼スタンプをくださいと伝える。すると、何故か知らないが、1つのスタンプ枠の中に3種類ものスタンプを押してくれた。そのおかげで何が何だかよくわからなくなったけれど無事にスタンプをもらえた。

そしたまた歩き出す。わたしがインフォメーションに立ち寄っている間に韓国のユンが少しだけ先を歩いていたようで、路地に入るところでわたしが迷わないように「こっちだよ〜」と教えてくれた。「おお、有難いなぁ」なんて思いながらついていく。

そして、街の中心部に入る門のようなところをくぐった。

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中に入ると、ブルゴスで見たような栄えた街並みが広がっていた。観光客がほとんどだが、たまに見かける巡礼者に挨拶しつつ先ほどWEBで予約したホテルに向かって歩いていく。

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そう、今日はアルベルゲというよりはゲストハウスのような場所に泊まることにしたのだ。理由は、アルベルゲにはキッチンがなくてアジアンマーケットで買ったものが食べられないから。笑

そして宿に到着した。すると大聖堂の目の前の宿だった。

f:id:Mayuko_m:20240806030342j:image↑ほぼ目の前にこれ

ちなみに宿のチェックインは14:00からとなっていて時刻はまだ11時。せめて荷物だけでも置かせてもらいたいなと思い、ダメ元で受付に行ってみる。すると…あっさり受付をしてくれた。

そして「もう部屋できてるからどうぞ〜」と。あまりにも予想外の展開すぎて一瞬フリーズしかけたけれど、お言葉に甘えて部屋に向かわせてもらった。

お部屋は一度外に出た向かいの建物だった。入り口にセキュリティがかかっていて渡されたICカードをかざすと入れるシステムだ。(ありがたい…)早速、中に入ってみる。

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めちゃくちゃ綺麗だった。お部屋に向かうと、各部屋の入口にもセキュリティがかかっていてICカードをかざすシステムだった。(セキュリティ厳重!)そして部屋に入ってみると…

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各ベットにカーテンと鍵付きのロッカーが付いていた。しかもベットの枕元に電気と充電スペースもあるではないか。

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最高すぎるこの宿にテンションがぶち上がった。そしてそんな興奮を抑えつつ一旦、シャワーを浴びることにした。

シャワーも水圧問題なしで快適に浴びられ、バスタオルまでついている。なんだか一気に観光客になった気分だ。笑

そして追加サービスで洗濯物が9€で洗濯&乾燥までしてくれるらしい。すこし値も張るが…今までの洋服を(寝袋シーツ含めて)一気に洗ってもらおう!と思い受付でお願いをした。

そしてそのあとは昨夜調べた例のアジアンマーケットに向かった。宿から歩いて10分もかからないくらいのところにお目当てのスーパーがあった。

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早速、中に入ってみると…

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馴染みのあるものがたくさん置いてある…泣 うどんとか蕎麦もあったのだが、流石に荷物になってしまうのでここでは辛ラーメンとカッパえびせん(高級だった)を購入して宿に戻ることにした。

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にしても、辛ラーメンが嬉しすぎて店の前で記念撮影した。笑

そして宿に戻ってからは、キッチンを先に使っている韓国の女性の方がいたので、少し待っていたものの時間がかかりそうだったので、先にラーメンを作らせてもらうことにした。その時に彼女が何かを作っていて、キッコーマンの醤油をわたしに見せてきて「これって寿司醤油?」と。「なんでも大丈夫だよ」と伝えると「良かった〜プルコギ作ってるんだよね」と。そんなプルコギを使っている彼女の横でわたしは辛ラーメンを茹でたのであった。(ちなみに彼女も巡礼者)

そしてついに完成した…

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久しぶりの辛ラーメン…うますぎる…。こんなにも感動しながら辛ラーメンを食す日が来るとは思わなかった。笑

そして、その感動のあとは、宿の目の前にある大聖堂を見学しに行くことに。(ワクワク)歩いて50mくらいの距離なので一瞬でチケット売り場に到着。そして、チケットを購入して中に入る。ちょうど出てくる人の中で例のナビゲーターさんがいてアメリカンなおじちゃんも安定に一緒だった。笑(好かれてるんだろうね笑)

とまあれ、さっそく大聖堂の中に入る。すると…

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そこには太陽に鮮やかな色を付け加えたような素敵な光が集まっている空間が広がっていた。

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これらのステンドグラスはすべて13世紀もので
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そのステンドグラス数に圧巻。
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色付いたガラス窓を通して
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大聖堂の中に光が入っているので
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とっても温かみのある大聖堂だった。
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そして壁よりも窓の面積の方が大きいのも見どころで、
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天井の凹凸が奥行きを演出させているのも迫力がある。
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時間帯や見る角度によっても
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だいぶ 雰囲気が変わるのが面白かった。

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と、まぁそんな感じで一人でゆっくりと大聖堂の中を満喫していると前方からわたしの名前を呼ぶ声が。声の方を見てみると…。

なんと、ブルゴスにいく時にお会いした日本人女性の方が。突然の再会にとってもびっくりし、とりあえず近くのベンチ(大聖堂の中)でお話をすることに。どうやらここ最近、少し距離を伸ばして歩いていて、今日はなんと38km歩いたらしい。自分でもなんでそんなに歩いたのわからないけれど、近くにいた人たちが歩くぞってなって一緒に歩いていたようだった。

にしてもこの当然の再会がとっても嬉しかった。そして更に嬉しい出来事が。なんと韓国の親子(85歳おばあちゃんの)と2日目にお会いした韓国人カップル(俳優さんと舞台女優さん)も一緒らしく、もう少ししたらみんなで夕食を食べるとのこと。

「いいなー!わたしも皆さんに会いたい!」と言ったら電話でわたしが追加で行くことを伝えてくれて急遽別のアルベルゲにおじゃましに行くことに。

そしてキッチンにいくと「まゆこちゃん!もっと先に進んじゃってると思ってた!」と娘さんが突然の再会を喜んでくれたり、彼女さんも(舞台女優さん)「会いたかったんだよー!」と喜んでくれた。なんだか、とってもアットホームな空間があって久しぶりにすごくホッコリした。

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そのあとは、わたしにも料理を振る舞ってくれてみんなで食べた。(お粥もあった)
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何から何まで本当に至れり尽くせりだし、心優しきこの方々には本当に感謝という言葉しか出てこない。

そして「明日はどこまでいくの?」と彼(韓国の俳優さん)に聞かれたので「多分ここだよ」と伝えると「私たちもみんなここの町に行く予定だから、明日はみんなでまた食べよう!」と。

その有難いお言葉に「是非!」と即答をし、その日はお開きになった。

そして日本人女性の方は、今日一緒に歩いた人に6時間くらい永遠と話を聞かされたらしく、かなり大変だったらしい。ひとまず近くのスーパーでフルーツとかを買うというのでわたしは宿に戻りがてら一緒にアルベルゲを出た。そして買い物を終え「もしまだ寝ないようならシャワーとか洗濯とか終わったら少しだけカフェでもどうですか?」と聞いてみると「行きましょう!」とのお返事が。

ということで一旦、わたしは宿に戻ることにした。そして、仕上がった洗濯物をパッキングし直したりしていたら彼女も準備が終わったらしく大聖堂の前で待ち合わせすることに。

近くにスムージーが飲めるお店があったので、2人でストロベリー味を注文。すると「ここは私が払いますよ!」と、なんとご馳走してくれた。

本当に何から何までいろんな人に優しくしていただいて頭が上がらないことばかりだ。せっかくなので大聖堂の前で飲むことにし、記念撮影をさせてもらった。

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夕焼けに染まる大聖堂を見ながら飲むスムージーと、そこで日本語で気軽にお話しできる時間はとっても最高で楽しかった。

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そのあとは、少しお散歩(?)のような感じで街を歩いてから解散することになった。そしてお互いに「また明日!」といって各々の宿に戻ることになった。

そして戻っている途中に、どこかの宿で会ったことのあるおじさん+他2人に会った。話しかけてくれて、その後「これからバル行くけど良かったらどう?」とお誘いをいただいた。有り難かったけれど明日もあるし、身体もまだ労った方が良いなと思ったので「ありがとう、でも今日はもう宿に戻るよ」と伝えた。

そして無事に宿について、明日に備えて床に就いたのであった。

今日は長めになってしまったが、もう少しだけ、ここ最近のことを綴ります。

体調を崩してしまう少し前から「人付き合い」になんだか疲れを感じ始めていた。(毎日共同生活だしね)なので、ここ数日はあえて必要以上に人と会話をしたりはせずにわりとひとりの時間を楽しんでいた。するとそういう中での面白さであったり「人付き合いのバランス、距離感」のようなものが少しだけ見えてきた気がした。この巡礼で、わたしはこの地から何かをもらうのではなくて、この地をきっかけとして自分の中にある様々な「価値観(考え方)」のようなものと向き合って、それを今後大切にしていこうと思っている。今はそれらを発掘している最中で、最近の出来事一つ一つはとても良いきっかけになっていると思う。(体調不良も含めて)なので、これから残りの期間で、どういうものが自分の中から発掘できるか今はとっても楽しみ。

ともあれ、前を向いてまずは歩き続けようと思います。それでは、ブエンカミーノ!

 

 

 

『山に関連するお話を綴る』