『日常を綴る』

わたしの日常へようこそ!笑

ついに、巡礼スタート地点へ!

やっとフランスのBayonne【バイヨンヌ】まできました。夜行バスの車内は快適だったものの時々寒かったので、乗る機会がある人は長袖長ズボンがおすすめです。笑

あと、ヨーロッパはこの時期、陽が落ちるのが遅いので21時頃でもこの明るさ。ちゃんと寝たい人はアイマスクがあるといいかも。

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と、まあそんな余談は置いておいて、さて、ここバイヨンヌから鉄道で今回の旅のスタート地点となるSaint-Jean-Pied-de-Port【サン=ジャン=ピエ=ド=ポル(以下サンジャン)】に向かいます。ちなみに位置関係は以下の通りです。

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前回の時も同じ工程でしたが、今回もパリ市内からバイヨンヌまでは夜行バスを利用しました。ちなみに移動手段としては高速鉄道またはバスがある。鉄道はパリ市内から4時間半。バスだと8時間くらい。わたしは朝イチでスタート地点にいきたかったので、今回も夜行バスを使用することにした。値段も30€と一番安価だからね…。鉄道だと日本円で2万7千円くらい。

朝4時半頃バイヨンヌに到着。もちろん駅はしまっていたので30分くらいは駅前でちょこんと座って待機していました。

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5時頃駅のシャッターが空いたのでとりあえず中に。電光掲示板を見たらサンジャン行きの鉄道があったのでアプリ(Omio)を使ってその場で予約した。前回は鉄道がストライキかなんかで急遽運休だったので運行状況を確認してからの予約。

そして鉄道が来るまで1時間くらいあったので朝のコーヒータイム。朝イチのコーヒーって身体に染み渡るんだよなぁ。

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さて、そんなこんなであっという間に始発便である6時37分発のサンジャン行きがホームにやってきた。早速乗り込む。トランジットとかで8時間とか待ってるから1時間は本当にあっという間。笑

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乗客は私含めて4人くらいしかいなかった。昼くらいからが鉄道のピークなんだと思う。ボーッと車窓からの景色を楽しんでいると…次第に馬やら羊やら鶏が出現。あー、カミーノに戻ってきたなぁという感じだった。

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サンジャンの駅に着いたのは7時42分。曇り時々若干晴れという感じだった。そしてここから町まで少し歩く。10分もかからないうちに町の中心?に入る。

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偶然居合わせた2人と一緒にまずは巡礼事務所へ向かう。

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久しぶりのカミーノマーク。6年振り記念すべき一つ目をパシャリ。

巡礼事務所は坂を上がったところにあった。早朝ということもあり事務所にはほぼ誰もいなかった。受付で巡礼手帳を2€で購入し必要事項を記入。そして記念すべき一つ目のスタンプを押してもらう。

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その後、巡礼者の証であるシェル(貝殻)をひとつ貰い、寄付金箱にお金を納める。その後は、近くのスーパーや明日の道順を教えてもらった。

にしても久しぶりの英語があんまり聞き取れなかった気がする。(話す相手との相性もあるが)異国の地でここには日本人がおそらくいない。そして看板であったり、聞こえてくる言語は基本的にフランス語。なんとか話すとしたら公用語は英語。なんだか再び孤独を感じた瞬間だった。笑

ともあれ、無事に巡礼手帳をゲットし本日泊まる予定のアルベルゲ(巡礼宿)も見つけた。(ちなみに前回泊まった時と同じ宿)宿が開くのは14:30で且つ先着順。なので事前に並ぶとしてもだいぶ時間がある。ということで、ひとまず朝ごはんを買いにスーパーへ行くことにした。

スーパーまでの道のりを歩いている時にふと、遠くまで来たんだなとシミジミ感じた。同時に明日からわたしは歩き切れるのだろうかという一抹の不安が押し寄せる。空腹の時って大体よくない方向に思考が行きがちなので、とりあえず一刻も早くご飯をだべようと思った。

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スーパーでフランスパンとモッツァレラと塩を購入。(早速調味料をゲット。次はオリーブオイルかな)とりあえず帰り道がてらフランスパンに齧り付く。久しぶりの懐かしい味に自然と顔がほころんだ。やっぱり何事も、まずはお腹を満たさないといけないんだなと改めて学んだ瞬間だった。

町の中心に戻ってからはひとまず丘の上を目指すことにした。10キロ超えのザックを背負ってフランスパン片手に坂道を登っていく。10分くらいで丘の上に着いた。

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少し曇っていたものの眺めがよくて10分くらいずっと眺めていた。

そのあとは自家製ボカディージョ(サンドイッチ)を作るべく、手でフランスパンを2つにちぎり、その中にモッツァレラを挟んで最後に塩を振って完成。

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今日の昼ごはんにでも食べることとする。ちなみにフランスはチーズが安い。このモッツァレラも0.6€くらいだったので日本円で100円ちょっと。ちなみにフランスパンも同じくらいの価格。こういう感じで食べ物の物価が日本と全然違うと海外に来たんだなぁと実感する。と、まぁそんな感じで丘の上で自家製ボカディージョを使ったあとは町を散策した。

まずは教会に行ってみた。教会の中って大体ひんやりしているんだけど、ここの教会は何故か温かかったのが印象に残っている。これからサンティアゴに向けて歩く巡礼者を温めてくれているのだろうか、なんて思った。

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その後は適当にぶらぶらしながら写真を撮って周った。

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そして一旦カフェに入って休憩。

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カフェでは電子書籍を読みながらゆっくりと過ごした。活字に触れると安心する。笑

そして12時過ぎに宿の前に向かった。オープンまで後2時間。普段はこんなにゆったりしていることが無いのでやっぱりまだ慣れない。宿の前でオープンするのを待つ時間はとても長く感じた。(はやくお風呂にも入りたかったしね笑)

そして14時30分、宿がオープン。3番目に受付させてもらい、無事に本日のベットを確保。そして気になるベットはというと…安定に上の段だった。笑

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でも2日振りにベットで寝られるなんて有難い以外のなにものでもない。もはや感謝しかない。また、チェックインして混む前にシャワー兼洗濯に行ったのだけれど、言わずもがな最高だった。

そうだ、カミーノはこうやって当たり前が最高で、当たり前に感謝する日々なんだと改めて実感した。

そして、その後はハンギョちゃんと電話したりベットで横になったりして過ごした。少ししてから夕飯と明日の山脈越えに向けて行動食を買いにスーパーへ行った。

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長袖をきて出たものの、ヨーロッパの日差しはかなり強く、明日からはちょっとした外出時にもしっかりと対策しなくちゃだなと学んだのであった。

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そして18時頃、夕飯を食べがてらビール。今日はぐっすり寝られそうな気がする。どうか、明日の山脈兼国境越え、晴れますように。

それでは、また。

 

『山に関連するお話を綴る』