上海からパリ行きの機内に無事に乗り込めたのでそこから続きを綴りたいと思います。
時刻は上海時間で夜の0時50分。(日本よりマイナス1時間)無事にパリに向けて飛び立った。今回の座席は通路側。長時間フライトの時は窓側よりも通路側の方がストレッチがてらトイレに行ったり足を伸ばしやすいから好きだったりする。
ちなみに航空会社は同じなので機内は上海行きとあまり変わり映えはなかったけれど、異なる点としては今回は毛布と枕が付いてきた。(毛布は何故か触り心地がすごくよかった。笑)
離陸後、すぐに電気が消えた。1時間半経過した頃だろうか、少しうとうとしていたら香ばしい匂いがしてきた。これはもしや…
そう、夕食(夜食?)だ。今回は2種類からチョイスできるメニューだったんだけども、ペッパーチキンしか聞き取れず「じゃ、それで!」っていう感じで安定にチキンになった。
味はというと"醤油とソース混ぜ合わせて絡めて、胡椒を大量に振ってみました"みたいな味だった。(語彙力)ドス黒いチキンの下には同じくらいドス黒いパスタがいます。笑 わたしは胃腸があまり強くないので、夜中に食べるには少々ヘビー級な食事だったが、今回も美味しくいただいた。そのほかのメニューはポテトとサーモンのサラダ(燻製のような香り)とカットフルーツ、そして少ししてからテーブルロール(温かい)が追加された。
また、今回は寝酒がてらビールをオーダーしてみた。わたしはアサヒのスーパードライみたいな辛口が好みなんだけど、いただいたビールは少し甘めだった。また、ビールが常温だったこともあり飲みきれずギブアップした。(というか多分パスタで相当やられてる)ということで、寝酒は失敗に終わったのであった。
食事の後はまた電気が消えたので寝たような寝てないような時間を繰り返しながら過ごした。夜明け前には映画をみたり電子書籍を読んだりしながら気ままに過ごしていたが…やっぱり12時間は長いね。笑
そういえばお手洗いで席を立った時に何気なくトイレ付近にあった窓の扉をあけてみたら…
眩しッッッΣ(゚д゚lll)すごく明るくてびっくりした。笑「あれ…まだ、夜明け前だよな…」なんて思いながら機内が太陽光で白飛びしかけたので慌てて閉じました。寝てた人…ごめんなさい。笑
そして、着陸1時間半くらい前に朝食がきた。
今回はスクランブルエッグにポテトとソーセージときゅうりと申し訳程度にトマトが入ったメイン。デザートにゼリーとヨーグルトとケーキ。(デザート類多ない?)それと少ししてからクロワッサンのようなパンが追加された。
スクランブルエッグもどき?は少しチーズが入っていたからなのかちょっぴりオイリーな感じだった。卵は『しっかり火を通してやりました!』という感じ。でも、まぁ、、、今回も美味しくいただきました。ただ、夕食の名残もあったのでデザート類は食べられなかった。
そんなこんなで無事にお腹も満たされたあたりで、着陸対策に入った。いよいよ、パリに上陸だ…。着陸のタイミングがちょうど朝日でいい感じに機内が紅く色付いていたのが印象的だった。
そして、無事に着陸。6年振りに戻ってきた。機内から出たあとは『baggage』の案内表記に従って進んでいった。
そういえば、日本を出てから私が音信不通になってしまっていたので歩いてる最中に空港のWi-Fiに接続してみたんだけど、たくさん通知が来ていて、改めて色んな人に支えられているのだなと思った。ありがたい。
そんな感動と、ちゃっかり海外SIMに切り替え完了させた私は荷物が流れてくるレーンまで到着した。過去に一度ロストバゲージをしたことがあるので、ちゃんと流れてくることを切に願いながら待った。なかなか流れてこなくて不安が募ること30分。
やっと流れてきた時の感動といったら…それはもう長期留学から子どもが帰ってきたような感じだった。(母性爆誕)
無事に我が子をピックアップし、最後のゲートを抜けた。そして、次の試練はATMで現金を降ろすことだ。現金が降ろせなければ私の旅は出来なくなってしまうのでここは緊張の場面。
キャッシュパスポート(海外用のカード)のマニュアルを見ながら空港のATMを操作する。「…マニュアルと実際の表記全然違うじゃねぇかッッ!」とツッコミを入れながらも、とりあえず試してみる。結果、エラーで現金が引き出せない。『…終わった』と思った。暗証番号は合ってるはずなのにエラーになってしまう。しかも、海外ATMの怖いところは3回間違えるとカードがATMに飲み込まれてしまうことだ。ちなみに私が持ってるマニュアルにもそう注意書きが書いてあるんだけど、そうなった時の対処法は書いてなかった。(書いといてくれ…)
ベンチで途方にくれながら何気なくカードを見てみる。すると…あれカード番号違くない?
どうやらわたしは、スペアのカードをATMに入れていたようだ。(そりゃエラーになるわ)ということで、もう一回試してみる。無事に現金を引き出せた。空港のATMで現金出てきた瞬間にめちゃくちゃ満面の笑だったわたし。きっと周りの人は『アイツ、めっちゃお金好きなんだろうな』と思ったことだろう。
と、まぁそんなこんなありましたが、無事に現金も引き出せることがわかったのでいざ、市内へ移動…といいたいところだか「あれ、そういえば市内ってどうやって行くんだろう。笑」前回はバスに乗って行った記憶があったのでとりあえずバス乗り場まで行ってみる。そこで近くにいた人に市内の行き方を聞いてみる。すると電車を勧められた。
ほう、じゃあとりあえず電車乗るか!ということで地下鉄に向かう。ひとまず市内に行ければそのあとはなんとかなるだろう精神で市内の真ん中あたりの駅までのチケットを購入。(11.8€)
そして改札を抜けて無事に乗車。
大体25分くらいで降車した。駅は割と大きめなターミナル駅だったようで人が多かった。とりあえず地上に出ようかなと思い、入った時と同じように機械に切符を入れみる。謎のエラー発生。何度やってもエラー。次は改札から出られない事件発生。
「もー、なんでなんだよ!」とひとりでツッコミながら駅の案内係の人に事情を説明。すると係のお姉さんのICパスであっさり出してくれた。「…有難いけど、それ大丈夫なのかよ」というツッコミは心の内にしまっておいた。
そして無事に改札を抜けたことなので、さぁ、いよいよ地上へ!…次はターミナル駅の地下迷路にハマり出られなくなった。もう、2度と出られないかと思ったけれど、近くにいたスタッフに声を掛けて少しずつ地上に近づいて行った。そしてやっと地上に出られた時の感動は…すごかった。(だんだん疲れてきてる笑)
とりあえずぶらぶらするかと思い適当に街の散策開始。そして歩いていると…何故か、ものすごく孤独を感じ始める。夜行バスまで結構時間もあるし、どうしよう…といきなり謎の不安が一気に押し寄せてきた。
こういう時は落ち着くに越したことはないので、一旦マックカフェに避難。カフェの端っこで少し休憩する。多分、上海でのトランジットからパリ市内に出てくるまでの間に色んなことが一気に起こりすぎてエネルギー切れを起こしたんだと思う。笑
どうやら学生時代と比べると今は、不安であったり怖さの方がワクワクよりも前面に出てしまうようだ。久しぶりのバックパッカーということもあるし、なにより一人旅だから知らぬ間に緊張が続いていたんだと思う。
さぁ、これからの旅、どうするのか。カフェの中で静かに自分自身と向き合った。そして私がだした答えは『不安な気持ちも怖さも受け入れて、そのうえで楽しさやワクワクの気持ちで包み込んでいこう』ということだった。
やっぱり学生時代は無知ゆえに思い切りがあって(あり過ぎた)、それはそれで良かったんだけど、今はある程度のリスクヘッジを考えられるようになった。故に心配の壁を無意識のうちに厚く、そして高く建築してしまうらしい。
でもせっかくの機会だし、やっぱり楽しんでいきたい。そして最高な経験にして、これからの人生の糧にしていきたい気持ちに揺らぎはなかったので、どんな気持ちも受け入れることと、まずは笑顔でいようと決めた。
そう決めてから、もう一度パリ市内を散策し始めてみると、先ほどの不安はどこかへ行き、ワクワクな気持ちが一気に押し寄せてきた。学生時代に感じたあの懐かしい気持ちが戻ってきた。そこからは歩いて色々散策した。
まずはルーブル美術館。混んでいて入れなかったけど、近くにいた人とお互いに写真を撮り合った。
近くにあった教会を見学。
続いて、地下鉄を乗り継いでエッフェル塔に向かった。
パリオリンピックの影響で近くまでは行けなかったけれど、間近で見ると迫力があった。そして次は凱旋門へ行ってみた。
そこから夜行バス乗り場付近まで移動し、地元の子達がダンス練習しているのをぼーっと眺めた。
↑わたしのうしろでたくさん踊ってる。笑
そして疲れたので休憩&ブログを書きがてらバーガーキングへ移動。
しっかりと休息してから夜行バス乗り場を確認しにいった。乗り場付近は前回同様に治安が悪そうだった。笑 と、まぁそんな感じで乗り場を無事に確認できたので、スーパーに夜ご飯を買いに行ったのであった。
外で筋トレしてる人がたくさんいた
安定に見つけづらいバス停
近くのスーパーでサラダと桃を買って公園のベンチで食べてから無事に乗車。本日のバスはかなり快適で隣に人もいないので広々と使えそう。
ということで、明日は遂にスタート地点に着く予定。ワクワクと一刻も早くお風呂に入りたい気持ちでいっぱいです。笑
それでは、また。